【ニコ生配信】OBS+OBSutil+FMEA+NCVで自動枠取り設定をした【Windows7】

ニコ生でゲーム配信を始めてみようと思いたち、配信ソフト「OBS Classic」と、「FMEA」「NCV」を使用しての自動枠取り設定をした。

テストしながら何度も失敗をした末、なんとか自動枠取りと配信が出来るようになった。トラブル解決などの記録。PCはWindows7。

ニコ生自動枠取りの設定と参考ページ

使用したソフト、ツール

ニコ生配信と自動枠取りに使用したソフト等は次の4つ。

1. OBS Classic
2. OBSutil
3. FME Automator
4. NCV（ニコ生コメントビューア）

OBS Classic（以下、OBS）は、配信のためのソフト。

OBSutilは、ニコ生での配信に必要な「FMS　URL」と「ストリームキー」をOBSの放送設定に流し込むためのソフト。この2つは通常、放送枠ごとに設定が必要である。

FMEA（FMEAutomator）は、自動枠取りをするためのソフト。

NCVはコメントビューア、ニコ生のコメントを閲覧・管理するためのソフトだ。

アプリ連携の設定

FMEA、OBS、OBSutilの連携設定

自動枠取りをするために4つのソフトを連携させる。
まず、FMEAとOBS、OBSutilの連携設定は、次のページのとおりに行った。

FMEAで自動枠取りする方法－OBSの場合－　※手順①～⑦　※ページは削除されました

FMEAとNCV、ブラウザの連携設定

次に、FMEAとNCVの連携設定を行う。
自動枠取りした際、ブラウザで配信ページを自動で開くと便利なので、次の参考ページのとおりにブラウザ連携もしておくとよい。

FMEA、NCVの連携

自動枠取りのテスト

アプリ連携の設定が終わったので、自動枠取りのテストをしてみる。

・参考ページ
FMEAで自動枠取りする方法－OBSの場合－　※手順⑩～⑭　※ページは削除されました
OBSを使ってニコ生でPCゲーム放送をする方法 完全版
配信の流れ

・手順

1. ブラウザでニコニコ生放送にログインする
2. FMEAを起動し、OBSが自動で起動することを確認する。
3. 「枠取り」→「配信内容の項目設定」から、タイトルや配信内容を入力。タイトルは”配信テスト　${CountD}枠目”などとしておけば、自動で枠数カウントがされるので便利だ。
4. 「プラグイン」→「枠取り」→「枠を取る」を選択。配信が開始される。
5. 「プラグイン」→「枠取り」→「自動枠取り」を選択し、チェックが入った状態にする。
6. ブラウザのニコ生配信画面で「番組終了」をクリックする。

これで、自動で次枠の配信が始まり、OBSの取り込み画面が配信にのる、且つ、コメントビューアが作動すれば、成功だ。

放送を終了させるには、「プラグイン」→「枠取り」「枠を終了する」を選択する。

自動枠取りした後OBSが落ちる問題と対処

FMEAを使用して、通常の枠取りと配信開始まではうまくいったのだが、自動枠取りで次枠の配信が開始した瞬間に、OBSが強制終了してしまう問題が発生。原因を探った。

OBSutilを単体で起動しての配信開始/停止は問題なく行えるので、FMEAから連携した場合のOBSまたはOBSutilの起動の仕方がおかしいのかと考えた。

OBSutil の 配信開始 などが 動作しない(反応 / 動かない)場合
…セキュリティソフトなどで阻害されている。(除外設定する事)
…管理者権限がない もしくは、UAC等の設定

引用：OBS Classicをニコ生で便利に使う

管理者として実行しなかったのが原因？

まず、OBSとOBSutilを管理者権限で実行するように設定変更してみた。

OBSの実行ファイル「OBS.exe」のあるフォルダを開き、

• OBS.exeを右クリック→プロパティ→「互換性」タブ→「すべてのユーザーの設定を変更」→「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェック→OK→OK

同じ操作を、下記の3ファイルにも行った。

OBSutil.exe
OBSstart.exe
OBSstop.ext

結果は、変化なし。

このトラブルに対しては管理者権限の設定は効果がなかった。

UAC設定が原因？

FMEAからOBSutil（OBSstart.exe）を実行させたとき、UAC（ユーザーアカウント制御）の警告メッセージが出てきていた。UAC制御が原因だろうか。

次のページにしたがって、プログラムごとにUAC制御回避させる設定をしてみた。

• Windows7　UAC（ユーザーアカウント制御）対策

手順3.で、下記の4ファイルを作成。

• OBS.exe →　OBS.vbs
• OBSutil.exe →　OBSutil.vbs
• OBSstart.exe →　OBSstart.vbs
• OBSstop.exe →　OBSstop.vbs

この4つを適当なフォルダに置く。FMEAの「プラグイン」→「アプリケーション連携」→「設定」画面のファイルパスを、～.exeから「OBS.vbs」「OBSstart.vbs」「OBSstop.vbs」にそれぞれ置き換える。

この後、自動枠取りを試すと……無事成功。2枠目以降もOBSが落ちなくなった。
UAC制御が問題だったようだ。OBSutil.vbsは、作成しただけで割り当てはしていないので、作るのも3つだけでよかった可能性もある。
また、OBSと、OBSstart-stopのいずれかは、UAC制御回避不要だった可能性もあるが、まあ面倒だしこのまま行くことにする。

その他トラブルなど

■その他のトラブル①　OBSutilが反応しない

自動枠取りの前段階で、OBSutilが反応しないという問題が起きた。ブラウザ設定を一度変えて戻すと直るという情報もあったのだが、Chromeから他のブラウザを指定して保存、Chromeに戻しても改善しなかった。なぜかブラウザをFirefoxにすると、問題なく動作した。

■その他のトラブル②　自動枠取り時、NCVでエラーメッセージが出る

自動枠取り後にNCVも自動でその枠に切り替わるのだが、そのときに
「OBSが管理者モードまたは64bitで起動しています？NCVは32ビットなのでOBSも32bitの必要があります」というエラーメッセージが毎回出てくる。使用しているOBS Classicはは32bit版だが、UAC制御解除で強制的に管理者権限にしているのが原因か。「OK」を押すとメッセージが消え、通常どおり使えるので我慢することにした。

■疑問点：OBSutilのプリセット設定は必要？

いくつかのサイトで、OBSutilの導入時に、同時にプリセット設定をダウンロード・反映するといい、というなことが書かれていた。よくわからないので今回は設定しなかった。プリセット（x264のプリセット）とは、エンコード設定のこと。プリセットをダウンロードし選択、反映させると、OBSの設定の「詳細設定」「ビデオ」「x264の詳細設定」の下に、文字列が入力されるようだ。特にこだわりがなければ必要ないらしいので、空欄のままにしている。画質や負荷など調整が必要になったら勉強してみるつもりだ。

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参考になれば幸いです。